放射線検査 (RT) (鋼構造物)

 放射線検査(RT)とは、鋼溶接部などの試験体に放射線(X線)を照射してきずを検出する非破壊検査方法です。

 溶接内部のきずのある部分は、健全部 よりも多く透過し、そのX線をフィルム等の感光材料で受けて現像処理すれば、きずは健全部 よりもフィルム上では黒く写ります。この濃度差できずの有無を判断します。

 金属材料及び非金属材料に適用でき、放射線の進行方向に奥行きのある内部欠陥を検出しやすく、平面位置の特定が可能です